@article{oai:kawasakigakuen.repo.nii.ac.jp:00000133, author = {谷内 幸喜 and Kouki TANIUCHI}, issue = {2}, journal = {大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University}, month = {Mar}, note = {脳卒中片麻痺患者に対し、立ち上がり動作開始時姿勢を変えた時の動作のパターンを調べることで、脳卒中片麻痺患者における運動量方略優位の立ち上がり動作獲得の可能性を探究した。さらに、座位からの立ち上がり動作を重心線と支持基底面との位置関係でみた動作パターンは、脳卒中片麻痺患者の立ち上がり動作において有効な指標となり得るのか検証した。立ち上がり動作開始時姿勢に関わる条件として、「座面の高さ」と「立ち上がり前の姿勢」の2 因子の相違から立ち上がり動作パターンを調べた。座面の高さは、測定時の安全に対する配慮から120% 下腿長を中心に前後10% の2 条件を加えた3 通りの座面高を採用し、立ち上がり前の姿勢は、脳卒中片麻痺患者に特徴的な非対称性座位姿勢と、修正した対称性座位姿勢の2 通りを採用した。座面の高さによる違いでは、運動量方略優位の立ち上がり動作パターンは130% 座面高の34 施行中0 施行、120% 座面高の34 施行中1 施行、110% 座面高の34 施行中2 施行。また、立ち上がり前の姿勢の違いでは、運動量方略優位の立ち上がり動作パターンは非対称姿勢条件の51 施行中1 施行、対称姿勢条件の51 施行中2 施行であり、「座面の高さ」や「立ち上がり前の姿勢」の相違によって、運動量方略優位の立ち上がり動作パターンの出現率に有意な差は認められなかった。つまり、脳卒中片麻痺患者の立ち上がり動作は、立ち上がり動作開始時姿勢に関係なく殆どが力制御方略優位の立ち上がり動作パターンであり、立ち上がり動作開始時姿勢の変化によって運動量方略優位の立ち上がり動作パターンを用いさせることはできなかった。また、座位からの立ち上がり動作を重心線と支持基底面との位置関係でみた動作パターンは、脳卒中片麻痺患者の立ち上がり動作における有効な指標ではないことも伺われ、新たな指標を見出す必要性を得た。, Original Article}, pages = {85--92}, title = {脳卒中片麻痺患者における運動量方略優位の立ち上がり動作獲得の検証}, volume = {8}, year = {2014} }