@article{oai:kawasakigakuen.repo.nii.ac.jp:00000206, author = {雨宮 徹 and Tohru AMEMIYA}, journal = {大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University}, month = {Mar}, note = {強制収容所からの生還者であり、 精神科医としてニヒリズムと格闘し続けたフランクル(V.E.Frankl、 1905-1997)は、 人間は快感や力よりも、 むしろ本質的には意味を求めるものであると述べている。 快感や力を意志の対象とすることは、 本来的な「意味への意志」からの逸脱であるばかりでなく、 却って快感や力を取り逃がす自滅的な結果をもたらすとされる。 彼は、 こうした現象を示すのに、 特に名前が与えられているわけではない図を用いるが、 拙論ではそれに「幸福追求のパラドックスの図」と名付けた。 この図に、 フランクルが別の文脈で論じており、 かつ、 彼の思想の支柱をなしている「人生の意味への問いに関するコペルニクス的転回」を加味して考察した。 その結果、 「意志」と「意図的な追求」を分けて考える必要のあることが明確になり、 「幸福追求のパラドックスの図」をフランクルの直接的な言及を超えて積極的に解釈し、 新たな図を提示することができた。, Original Articles}, pages = {15--26}, title = {フランクルの「幸福追求のパラドックスの図」の解釈}, volume = {12}, year = {2018} }