@article{oai:kawasakigakuen.repo.nii.ac.jp:00000208, author = {田崎 史江 and Fumie TAZAKI and 野村 和樹 and Kazuki NOMURA and 髙野 珠栄子 and Taeko TAKANO and 中村 美砂 and Misa NAKAMURA}, journal = {大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University}, month = {Mar}, note = {高齢者にとって園芸や庭いじりは趣味としてなじみやすく、 習慣的に草花や野菜作りに関わっている人が多い。 園芸作業は多様であり、 それぞれに歩行による移動、 姿勢保持のためのバランス能力、 つまみなど手指操作のための巧緻性を要する。 しかし、 病気や虚弱などに対して病院や施設で行われるリハビリテーションに園芸活動が導入されていることは稀である。 そこで、 本研究では中高年から高齢者が習慣的に行う園芸活動と体組成や身体機能および認知機能との関係を明らかにするために「認知症予防プログラム」に参加した地域在住の37名の男性(68-85歳、 平均年齢75.92±4.98歳)および122名の女性(55-92歳、 平均年齢74.89±5.87歳)を対象に体組成と握力測定、 認知機能検査、 園芸活動に関するアンケート調査を行った。 その結果、 男性の園芸習慣のある人は8名(21.6%), ない人は29名(78.4%)、 女性の園芸習慣のある人は52名(42.6%)、 ない人は70名(57.4%)であった。 男性では、 園芸習慣の有無による体組成の有意差は認められなかった。 女性では園芸習慣のある群は、 習慣のない群よりも筋肉量、 除脂肪量、 骨格筋量、 骨格筋指数、 基礎代謝量が有意に高かった(p<0.05)。 サルコペニアやフレイルティの指標である握力についても、 同様に園芸習慣のある群は、 習慣のない群よりも有意に高かった(p<0.05)。 また、 認知機能の指標であるMMSEスコアでは、 園芸習慣のある群は、 習慣のない群に比べてスコアが有意に低かった(p<0.05)。 これらの結果から、 園芸活動は、 運動機能の維持・改善のために有効なリハビリテーションの手段として有用であることが考えられる。 一方で、 認知機能の維持を目的として園芸活動を取り入れる場合は、 環境の設備や人的な資源が不可欠であることが示唆された。, Original Article}, pages = {37--45}, title = {地域在住中高年者および高齢者の園芸習慣と体組成や認知機能との関係}, volume = {12}, year = {2018} }