@article{oai:kawasakigakuen.repo.nii.ac.jp:00000234, author = {坪田 裕司 and Yuji TSUBOTA and 古井 透 and Toru FURUI and 中村 美砂 and Misa NAKAMURA and 小西 正良 and Masayoshi KONISHI and 高瀬 敏幸 and Toshiyuki TAKASE and 三輪 レイ子 and Reiko MIWA and 上島 健 and Takeshi KAMISHIMA and 津田 勇人 and Hayato TSUDA and 大田 喜一郎 and Kiichiro OTA and 富樫 誠二 and Seiji TOGASHI}, issue = {1}, journal = {大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University}, month = {Dec}, note = {認知症は認知障害のために自力での日常生活や社会生活に支障が出る症候群である。認知症の予防法を、原因疾患による病理的変化にとらわれず、その発症機序から生理学的にとらえて考察した。認知症の原因疾患は各種報告があるが、しかし、病理像と周辺症状の程度が完全には一致せず、発症機序についてはまだ不明な点が多いために症候群として理解されている。最近の報告から、認知症は、軽度認知障害の段階から含め、運動介入や知的刺激、複雑な環境刺激などにより予防または改善できることが示されつつある。それらから考察すると、認知障害が進む背景には、アルツハイマー型などの病態を伴う二次性の変化と、加齢に伴う生理的変化である廃用症候群によるとされる脳機能の低下が混在していることが考えられる。しかも、二次性の変化については、廃用症候群を防ぐ運動介入などの刺激による予防法により認知障害に至らずに済む事例もある。今後は、身体活動性の維持のみでなく脳機能を維持して健康で活動的生産的な老後「productive aging」を目指すため加齢に伴う生理的変化における廃用症候群とその予防に注目することが重要と考えられた。脳外科領域において、廃用症候群のリスクが理解され、早期リハビリテーションが常識となるのに30年を要したことを考えると、人体と言う生体システムには、その生理として、成長後には刺激がなければ廃用化する仕組みが備わっていることを、気長に指摘していく必要があるだろう。, Review Article}, pages = {25--33}, title = {認知症予防における生理学的考察}, volume = {3}, year = {2008} }