@article{oai:kawasakigakuen.repo.nii.ac.jp:00000260, author = {小枩 武陛 and Takenori KOMATSU}, issue = {2}, journal = {大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University}, month = {Mar}, note = {障害者の最適な歩行練習速度を調べるための基礎的な研究とした。これまで多くの報告では、遅く、普通、早くといった速度で歩行分析しているものが多く、特に自由歩行の速度が効率的といわれている。しかし、左右膝関節角度変化の協調性に着目し最適な歩行速度を調査したものは少ない。よって各歩行速度を段階的に規定することで歩行速度における膝関節角度変化に着目した。被検者は健康な男性7名とした。健常者の歩行速度は30m/分~ 100m/分の範囲を乱順で行った。分析は歩行周期における遊脚期最大膝屈曲角度、踵接地、踵離地での左右膝関節角度の平均値、標準偏差をスピアマンの順位相関関数を用いた。歩行速度の変化が左右膝関節角度に影響を及ぼす効果を検討した。その結果、踵接地時による右膝屈曲角度の平均角度と左膝関節角度の最大左膝屈曲ならびに踵離地時での標準偏差において有意性が認められた。平均角度増加は、歩行速度の増加に伴い、右の膝関節角度の変位が歩幅を効率的に調整している。左右の膝関節角度の変換可能範囲の違いは利き脚と非利き脚によるものであり、利き脚は調整可能な運動範囲が大きいことが示唆された。角度の標準偏差では、歩行速度向上に伴って、膝関節角度が固定化され、安定した蹴り出が出現する。更に蹴りだし力が安定した振出しに影響しているものを推察された。よって左右膝関節運動の協調性パターンが認められる歩行速度があったことは興味深く、今後効果的な歩行練習を進める上で重要な知見となりうる可能性がある。, Original Article}, pages = {57--65}, title = {健常者における歩行速度変化に対する左右膝関節角度の協調性}, volume = {3}, year = {2009} }