WEKO3
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身体的プレフレイルの関連要因についての検討
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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09_身体的プレフレイルの関連要因についての検討.pdf (1.4 MB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2024-03-29 | |||||
タイトル | ||||||
言語 | ja | |||||
タイトル | 身体的プレフレイルの関連要因についての検討 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 身体的フレイル | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 転倒リスク | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 地域在住高齢者 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
著者 |
一ノ瀬 航
× 一ノ瀬 航 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 研究目的:高齢化が進む中、世界保健機構が2050 年までに全世界の60 歳以上高齢者が2.2 倍に増加すると報告されている。日本では高齢者の割合が急速に増加し、生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、健康寿命の延伸が求められている。介護予防には一次予防、二次予防、三次予防のアプローチがあり、特にフレイルと呼ばれる高齢者の「要介護と健常の中間」に焦点を当てた研究が行われている。今回、本研究の目的として身体的フレイルがどのような要因と強く関連しているかについて研究を行う。 対象・方法:研究方法として、大阪府貝塚市の高齢者205 名を対象にヘルスチェックを行い、基本属性、身体計測、身体機能評価、運動習慣などのデータを収集した。身体的フレイルの評価にはJ-CHS(Japanese version of theCardiovascular Health Study)基準を使用した。J-CHS 基準5 項目のうちひとつも該当しないものをロバスト、1 ~ 2 つ該当する者を身体的プレフレイル、3 つ以上に該当した者を身体的フレイルに分類した。その後統計解析を行い、身体的フレイルと関連する要因を検証した。 結果:ロバスト42.9%、身体的プレフレイル54.1%、身体的フレイル2.9%であった。身体的プレフレイル群ではロバスト群と比較して、身長・四肢骨格筋量が有意に低く、過去1 年間の転倒歴の割合が高かった。また、身体的フレイル群ではロバスト群と比較して、身長・主観的健康感・外出頻度が有意に低かった。身体的プレフレイルに関連する因子として、四肢骨格筋量の低さと過去1 年の転倒歴が特定された。四肢骨格筋量のオッズ比は0.62、過去1 年の転倒歴のオッズ比は2.69 であった。 考察:身体的フレイルの有症率は、ロバスト42.9%、身体的プレフレイル54.1%、身体的フレイル2.9%であった。背景要因では、身体的プレフレイル群ではロバスト群と比較して、身長・四肢骨格筋量が有意に低く、過去1 年の転倒歴の割合が有意に高かった。また、身体的フレイル群ではロバスト群と比較して、身長・主観的健康感・外出頻度が有意に低かった。また、身体的プレフレイルの危険性を高める要因として、四肢骨格筋量と過去1 年の転倒が有意な独立変数として、抽出された。本研究より、身体的プレフレイルを特定することで過去の転倒発生率の高さも知ることができ、先行研究を支持する結果となった。 |
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言語 | ja |